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 久しぶりのダメだしです。ずっと我慢してたというか、目をそらせていたのですが、さすがにこれは書かなければいけないと思いました。ミッドナイトバーで高額請求されたという件です。なんとか穏便に済ませたいとも思ったのですが、ブログに書いてからも同様の体験談が寄せられました。そして、ついに...。


 別に内偵していたわけではないのですが、ついに私も高額請求を体験することになってしまったのです。つい先日の話ですが、その顛末を詳細にお伝えすることにします。それによってどう判断されるかは、みなさんにお任せすることにします。
 
 
 ミッドナイトバーで高額請求されたという話は、数件の実例が報告されています。ゴーゴーバーにボッタクリ店があるということは考えられませんでしたし、信じたくなかったというのが正直な気持ちでした。その根拠は、旅行客だけでなく、常連客も高額請求されたという事実があったからです。
 
 パッポンでは以前、客が知らない間に伝票を差し込んで、飲み物代を水増し請求するということが頻繁にありました。また、2Fのある店では、旅行客だとわかると、高単価で請求するということも。現在では、伝票に客がサインをしなければ無効にする処置がとられるなど、改善が進んでいるようです。
 
 このように、ボッタクリというのは、本来は一見の客、つまり旅行客を相手に意図的に高額請求することです。常連客は利益を落とし続けてくれるわけですから、一時的にボッタクッても、長期的には不利益になります。このことから、ミッドナイトバーの件は計算間違いだろうと思ったのです。
 
 
 それで、私が体験した高額請求の実態を詳細に説明しましょう。この日私は、8時ごろに入店しました。ビールを注文し、馴染みの子にコーラを2杯ご馳走しました。その後、2本目のビールを追加注文した時点で伝票を確認すると、500バーツになっていました。ハッピーアワーのビールが2本で200バーツと、レディースドリンクが2杯で300バーツです。
 
 ミッドナイトバーは、系列のキスと同じ精算システムを採用しているようです。これは想像なのですが、コンピューター管理ではありません。ただ単に、伝票を印刷する機械のようです。機械には、おそらく現時点の請求残高と、注文したドリンク代を入力して、それぞれの金額と合計額を打ち出すという単純なものと思われます。
 
 注文を受けると、その時点の伝票にUSEDのスタンプを押し、キャッシャーのところへ持って行きます。おそらくそこでキャッシャーが、前記のように入力して、新しい伝票を発行するのでしょう。つまり、誰が何を注文したのか、履歴がまったく残らない仕組みになっています。
 
 
 ハッピーアワー終了後に、さらに追加でビールを注文し、請求残高は645バーツになりました。そこからさらにレディースドリンクをご馳走し、4本目のビールを注文したときに事件が起こりました。請求残高が1,100バーツになっていたのです。
 
 レディースドリンクの150バーツとビール145バーツの合計295バーツを加算すると、940バーツにしかなりません。ところが伝票には、前の請求残高が955バーツに145バーツの注文を追加した1,100バーツと記されているのです。
 
 
 すぐに給仕を呼び、事情を説明しました。「レディースドリンク3杯とビール4本で、どうして1,100バーツになるの?」仮にビールがすべて145バーツだったとしても、1.030バーツですから。1品ごとの金額を紙に書き、合計していくらだと給仕の子に言うと、事情を察知したようです。伝票を持って、すぐにキャッシャーのところへ行きました。
 
 そこへ馴染みの給仕の子がやってきたので、その子にも事情を説明しました。彼女がママさんを呼んできたので、同じように説明しました。そこへ、さっきの給仕の子が修正した伝票を持ってきました。そこに書かれていた金額は、なんと960バーツ。
 
 お前は計算ができないのか?そう言いたくなる気持ちを抑えて、おだやかに言いました。「あのね、100+100+145+145+150+150+150でしょ。いくらになりますか?940バーツですよね?」そこでママさんが、テキーラが入っているのではと言いました。するとすぐに給仕の子が、全部コーラだと目の前のグラスを指差して答えます。幸いにも、3つのグラスがそのまま残っていました。
 
 
 ママさんは、その場で金額を940バーツに訂正し、「コー・トート・カー(ごめんなさい)」と詫びます。それで、「まあいいよ。そんなに怒ってはいないから。」と、ママさんたちにドリンクをご馳走したのです。伝票訂正をしに行ってくれた給仕の子も、私がやったんだからとばかりに飲ませろと言うので、その子にもご馳走しました。
 
 しかし、これはある狙いがあったのです。単にご馳走したわけではありません。この状況でレディースドリンク4杯を追加して、さて伝票はどうなってくるか。届いた伝票をすぐに確認すると、1,610バーツ。なんで?
 
 給仕の子が、ママさんのドリンクは200バーツだからと言います。「OK、それはわかった。じゃあ、940+200+150+150+150でいくらになるでしょう?」なかなか答えを出せない給仕に対して、紙にそれを書いて、1,590バーツになるよねと説明しました。前の請求残高が960バーツのままになっているのです。
 
 
 「いったいどういうことよ。」そう馴染みの給仕の子に言うと、なげやりな口調で「よくできるキャッシャーも居れば、よくできないのも居る。」というようなことを言います。おそらく、彼女には何も口出しできないのでしょう。事情は想像できます。
 
 ママさんは、その場でまた伝票を訂正し、ひたすら謝ります。「こういう計算間違いがとても多いと、文句を言う知り合いがたくさんいますよ。私はこの店が好きだから、とても残念です。」そう、ママさんには話をしました。
 
 
 これで改善されるかといえば、私の予想は残念ながら「ノー」です。キャッシャーは、おそらくオーナーかママさんの身内なのでしょう。能力よりも、信用できる(金を着服しないという意味で)ことが優先されるのです。これは、ごく一般的なこと。日本人のように、簡単に他人を信用することはありません。
 
 私は、これはキャッシャーの操作ミスだと、まだ思っています。店(ママさん)の方針でボッタクッているとは思いません。でも、これを続けているようだと、いつかは店の信用がなくなるでしょうね。そうなる前に、キャッシャーを替えるか、精算システムを変更することを期待します。せっかくいい子をたくさん揃えているのですから。