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 毎年恒例の「目黒のさんま祭り」が、今年も無事に行われたようです。岩手県宮古市が、1999年から無償で秋刀魚を提供してきました。それが東日本大震災で、継続できない可能性があったのです。「何としてでも今年も秋刀魚を送り届けるぞ。」そういう宮古市の方々の気持ちがこもった7千匹のサンマ。祭りの会場には募金箱も設置され、義援金として送られるそうです。


 縁というのは、不思議なものです。さんま祭りがなければ、結びつくこともなかったであろう宮古市と目黒。そこに暮らす人々が、互いを気遣い励まし合っています。縁を大切にしようという人々の気持ちがなければ、その関係も長くは続かなかったかもしれません。
 
 親子の縁、夫婦の縁、友だちの縁、ご近所さんの縁、みんなご縁です。親子の縁は、生まれる前に自分の魂が選んだものだと言う人がいます。そうだとすれば、その他の縁も魂同士が互いに選択し合ったものかも。そういう目に見えない力が働いていたと思えば、そう簡単に無下(むげ)にはできませんね。
 
 
 さて、この日はナナプラザです。前日はアソーク通りが川になるほどの大雨が降り、客の出足に大きく影響したようです。この日はなんとか天気がもちそうかなと思ったのですが、途中からやはり雨。前日ほどではありませんでしたが、本当によく降ります。
 
 この日のトピックは、久々のエンジェルウィッチです。タイトルにあるように、華麗なショーが売り物の店。最近オープンした3階のビルボードとラスベガスも姉妹店です。「なに?タイトルがおかしいですって?ショーじゃなくってジョーになっていると。」気がついたあなたは、なかなか目がいいですね。
 
 でも間違ってはいませんよ。ジョーで正しいです。ショーの別の呼び方ではありませんよ。人の名前です。エンジェルウィッチのジョーちゃんと言えば、以前に私が通いつめた頃のスーパースターです。その彼女が、久しぶりに復帰していました。
 
 最初は、ジョーちゃんだとは気づかなかったのです。顔つきが似ているような似ていないような。でも、ショーが始まったらすぐにわかりました。ジョーちゃんが得意とするショーですから。いえ、あのショーを踊るのはジョーちゃんしかいないのです。なぜだかわかりませんけどね。
 
 
 以前のローハイド、今のロングガンのショーで盛んに行われている開脚技のルーツは、エンジェルウィッチのショーにあります。(勝手に断言しちゃいます。)当時のローハイドのダンサーたちが、よくエンジェルウィッチに見に来ていましたから。そのころはたしか、オーンちゃんくらいしか開脚技の名手はいなかったですけどね。パタヤのエンジェルウィッチへ行ったオーンちゃんです。
 
 彼女の開脚技は、豪快な天井落としです。ポールを天井まで上り詰め、そこから股を大きく開いてそのまま床に落下します。そのあとで体を前に倒し、すぐにスクッと身を起こします。そのときの力強い視線が強烈です。「どうだ、見たか!」って感じです。
 
 オーンちゃんの先輩にあたるジョーちゃんは、さりげなく豪快です。彼女の得意技は開脚前方落とし。でも、その技の完成度が高いのです。前蹴りのように振り上げた足は、完全に1本の棒のように伸びています。振り上げた足に頭をつけるようにして、そのまま床に倒れ込みます。シンプルですが、完成された美しさがあります。
 
 
 そのジョーちゃんの独演ショーを、久しぶりに見ることができました。独演ショーができるのは、本当に選ばれたダンサーだけ。このショーに毎晩興奮したあの頃が懐かしい。以前と比べると、ショーをしているときの笑顔が少なくなったジョーちゃんです。きっといろいろなことがあったのでしょう。「人生は、良いことばかりじゃないわよ。」そんな気持ちが伝わってきました。
 
 もう1人、独演ショーの名手が復帰していましたね。名前はミンちゃんです。彼女はそんなに古くはないのですが、それでももう5年はいるでしょうか。途中から三枚目役に徹するようになって、注目され始めました。パンティーを1枚づつ脱いでいくショーや、椅子に座った客と絡むショー、そしてバイオリンショーなど。小柄ながら大胆で大きな動きが、彼女の魅力です。
 
 エンジェルウィッチの代表的なショーと言えば、例のSMショーです。踊るダンサーは入れ替わりますが、ショートしての魅力があります。一番のはまり役は、S役のオーンちゃんでした。そして四天王の1人で大のお気に入りだったM役のモンちゃん。そんな昔のイメージを思い浮かべながら、今のショーを見ました。S役の子は初めて見る顔でしたが、なかなか堂々と踊っていましたね。
 
 
 久しぶりに行くと、顔見知りの子などがやってきます。中には、今までドリンクをご馳走したこともない子もやってきて、「飲ませてくれ」としつこいです。私は単純に「ダメ」と言うのですが、上手な断り方というのがあるそうです。読者のニヤーイさんがブログで、その言い方を紹介していました。これは参考になりますね。
 
 今回は、これもまたご縁かなと思い、いつも以上にご馳走してしまいました。まあ久しぶりにエンジェルウィッチのショーの真髄が見られたし、そのくらいはいいでしょう。外はまだ少し雨が降っていましたが、私の心は晴れ晴れとしていました。