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 タイ政府の発表によると、バンコク中心部の幹線道路はすべて、あと7~10日くらいで通行可能なくらいまで水が引くそうです。やっと終わるようにも感じますが、まだ半月は洪水が続くという気持ちにもなります。本当に洪水の期間が長いです。


 今回の洪水で一役有名人となったランシット大学のセーリー准教授は、バンコク中心部の水が2週間以内に引く可能性はないと断言し、政府の予想を否定しています。さて、どちらが正しいのでしょうか。
 
 でも、セーリー准教授が予想したバンコク全域の浸水は、おそらくハズレたのでしょうね。バンスー運河より南部の冠水は限定的ですし、さらに南部のセンセーブ運河までは水が到達していません。日本人が多く住むスクンビット地区は、そのさらに南側になります。もちろん、我らがナナプラザとソイカウボーイも、そのスクンビット地区にあります。
 
 
 さて、この日はソイカウボーイです。満月が煌々と照るソイカウボーイを、民族衣装を身にまとった女性がさっそうと歩いています。11月の満月の日はローイクラトンなのです。「ローイ、ローイ、ローイクラトン・・・」というローイクラトンの歌が、あちこちから聞こえてきます。
 
 お祭りということで、食べ物を提供する店もいくつかありますね。この日ばかりは、食物屋の屋台は、商売上がったりではないでしょうか。タダ飯にあずかろうと、数人の客が店の前にたむろしていました。基本的にはその店の客だけが、料理をとって食べることができます。
 
 
 いくつか店を回った後、やはりロングガンへ行ってしまいました。昨日、「ここがオススメ」で紹介したロングガンです。ローイクラトンのショーはどんな趣向を凝らすのか、興味津々で入ってみました。もちろん、タダ飯にもありつきましたよ。ガイ・トート(鶏の唐揚げ)が美味しかったー。
 
 さて気になるショーですが、メインのセクシーショーをダンス・コンテストに変えていましたね。ショーダンサーたちは腰に手書きの番号札をつけ、2~3人ずつ登場します。通常なら6人くらいまでのセクシーショーですが、この日は7人が登場です。
 
 
 エントリーNo.1番は、白髪のプンちゃんです。そして2番はジョイちゃん。奇しくも、昨日私が紹介した通りになりました。なぜ私がこの順で紹介したかというと、それはダンスによって魅了してくれる順番だったのです。
 
 2人がそれぞれ客席の方へ入っていくと、続いてエントリーNo.3番のメーちゃんと4番のジェーウちゃんが登場します。2人とも気迫が感じられるダンスですねえ。ちょっとほんわかした感じのメーちゃんも、表情がいつもとは違っていました。
 
 この2人も客席へ入っていくと、残りの3人が登場です。エントリーNo.5番はグンちゃん。6番はジェットちゃん。そして最後の7番は、なんとまだひよこのワンちゃんでした。グンちゃんやジェットちゃんは慣れたもの。落ち着いて踊っています。でもワンちゃんは、ちょっと気迫が空回りかな。
 
 
 このダンスを見て、最も優れたダンサーに客が投票します。3人を選べと言われました。もちろん私も投票しましたよ。でも、誰に投票したかは内緒です。そしてショーの後、投票結果が発表されました。優勝したのは、やはりプンちゃんでした。そして準優勝はジョイちゃんです。
 
 予想通り、私が紹介した通りの結果です。やはり誰が見ても、あの迫力と堂々とした態度に圧倒されるのでしょう。どうだと言わんばかりのジャンピング開脚。間近で見ると、本当に迫力があります。プンちゃんの連続ローリング開脚が見られなかったのは、ちょっと残念でしたけどね。
 
 でもその代わり、メーちゃんの必殺技を初めて見ました。連続旋回開脚です。ノーンちゃんが得意としていた技。そして見なくなった元ローハイドのパーちゃんも。パーちゃんの技は少し固さがありましたが、メーちゃんのはきれいに決まっていました。
 
 
 言葉で技を説明するのは難しいのですが、ちょっと試みてみましょう。「開脚」というのは、足を左右または前後に開いて、ピタっと床につける技です。まあこれくらいは、技とも呼べませんけど。セクシーダンスの基本と言うべきものです。
 
 「開脚落とし」は、空手技のかかと落としのように、前方に片足を振り上げ、そのまま床に着地して「開脚」をします。この美技を披露してくれるのは、エンジェルウィッチのジョーちゃんが最高ですね。この技から派生したのが「スライディング開脚」です。倒れこむのではなく、そのまま前に滑って行きます。
 
 「ジャンピング開脚」は、ジャンプして左右に足を開き、そのまま着地するというもの。ジョイちゃんの得意技です。もともとこれは、ポールの高い位置から、左右に開脚して落ちる技から派生したもの。「開脚ドロップ」と言っていましたが、これが開脚技の元祖と言えるかもしれません。この名手は、今はパタヤのエンジェルウィッチで踊っているオンちゃんです。天井につくほどポールを登り、2mくらいの高さから一気に落ちていました。
 
 「ローリング開脚」はプンちゃんの得意技。前転をして前後に開脚します。これを連続でやる「連続ローリング開脚」は、なかなか真似できるものではありません。私が知っている限り、元ローハイドのパーちゃんがやったくらいでしょう。
 
 そして「旋回開脚」ですが、これは空手の内回し蹴りのように、体の前で足を旋回させて開脚します。2種類あって、旋回後に前後開脚になるものと左右開脚になるものです。前後開脚は単発で終わりで、すぐにそのまま上半身を前に倒してポーズを決めます。左右開脚は上半身が直立していて、ここから連続技に入ることもできます。これが「連続旋回開脚」です。
 
 
 このような派手なアクションを見せてくれるショーが、これほど充実しているのはロングガンだけです。このショーを、わずか400円ほどのビール1本で見られるのです。「すっげーなー」と、心から拍手を送らずにはいられませんでした。