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 今年ももう12月ですね。月日がたつのは本当に早い。あと1ヶ月で今年も終わりですから。大洪水に見舞われたタイですが、やっと収束の目処がたってきたところです。まだ多くの地域で冠水していますけど、もうこれが拡大する心配はなさそうです。


 
 毎年のことですが、11月以降、タイはお祭り気分になります。それは長かった雨季が明けて気分が晴々とするということもありますが、お祭り的な行事が続くこともあります。その始まりがローイクラトンでしょう。今年は残念ながら洪水の真っ最中だったため、この時点ではお祭り気分にはなれませんでしたけどね。
 
 12月になって、洪水拡大の心配がなくなった今、やっと例年のお祭り気分が蘇って来ました。今年84歳になられるプミポン国王の誕生日が、目前に控えているからです。街のあちこちでクリスマス・イリュミネーションの飾り付けも始まりました。それと同時に国王の肖像も飾られて、ライトアップされています。
 
 
 12月5日(月)は、タイ国民が敬愛するラマ9世の誕生日。国王は国民の父ですから、この日は父の日でもあります。夕方7時くらいになると人々は表に出て王宮の方角を向き、ローソクに火を灯して、掛け声と共に手を差し上げます。「チャイヨー!チャイヨー!チャイヨー!(万歳三唱)」タイ国民がひとつになる瞬間です。
 
 タイは12月3~5日が3連休。そして翌週の10~12日も3連休です。そしてすぐさまクリスマスがあって、ピー・マイ(新年)に突入します。なので12月は、仕事などしている気分ではありません。年が明けても中国正月やバレンタイン・デーなどがあり、お祭り気分はタイ正月のソンクラーンまで続きます。タイ人にとっての乾季は、まさに歓喜で迎えられる季節なのです。
 
 
 さて、この日はソイカウボーイです。多少は旅行客が戻ってきた気がします。でも女の子たちに話を聞くと、まだ洪水の話で持ちきりです。なぜなら彼女たちの多くが、いまだ浸水している地域に住んでいるからです。
 
 
 リオに行きました。コヨーティーは15~6人くらいいたでしょうか。顔は見たことがあるけど、名前を知らない子がたくさんですね。女の子も確実に入れ替わっているのでしょう。唯一名前を知っていたのは、私のお気に入りのミァオちゃんです。
 
 私が店に入るやいなや、ステージ上から恥ずかしくなるほどの笑顔を送ってくれます。いやあ、嬉しいなあ。もうこの瞬間のために来ているようなものです。ある特定の店に通う時って、みんなそういうものじゃありませんかね。
 
 例えるなら、家で待っている子犬のようなものです。帰宅してドアを開けた瞬間、物音を察知して疑うこともなく飛びついてくる。振り切れんばかりに尻尾を振り、押し止めようとする手をもろともせずに飛び掛ってくる。かわいくて、かわいくて、仕方ないでしょう。
 
 
 子犬でさえそうなのです。それがミァオちゃんだったら、もうその百倍も嬉しくなりますよ。スタイルは細めでかっこいいです。顔も小さくて、目がぱっちり。寄せて強調した胸元が眩しい!おじさん、もうメロメロです。
 
 彼女の良いところは、容姿だけではありません。ダンスがまたすごいのです。ダンスが好きで、真剣に踊っています。客が少ないからとダレている他のコヨーティーとは訳が違います。少なくともこの日、真面目に踊っていると言えるコヨーティーはミァオちゃんだけ。他の子は、ときどき踊るという感じでした。
 
 また彼女は、ドリンクを自分からねだったことがありません。彼女がねだる前に私がご馳走してしまうから、ということもあるでしょうけど。彼女にドリンクをご馳走すると、たいていすぐに飲み干してしまいます。あとは他に自分の客が来ていなければ、私の横に座っているのです。
 
 
 私はあまり話をしないので、私の横に座っていても面白くないと思うのですけどね。何かあるんじゃないかとワクワク期待しながら、飼い主の横にちょこんと座っている子犬みたいです。ときどき気になって彼女の方を見ると、彼女もすぐに私の方をみます。視線が合うと、訳もなく微笑み合うのです。なんだかウブな恋人同士みたいですね。
 
 彼女を恋人にしたいというような気持ちはまったくありません。だからこそ、楽しめるのかもしれませんね。側にいれば側にいたで楽しめる。他へ行けば他へ行ったで楽しめる。別に通じ合っている訳でもないけど、通じ合っているかのような気分を楽しめる。たくさん楽しませてもらいました。