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 しばらく留守にしていましたが、やっとバンコクに戻ってきました。さすがに1週間以上も更新がないと、アクセス数が激減しますね。まあそれだけ、リピーターの方が多い証拠でもありますけどね。飽きずに読んでくださって、本当にありがとうございます。


 
 久しぶりにソイカウボーイに行くと、馴染みのコヨーティーの子から聞かれました。「パイ・ナイ・マー(どこへ行ってきたの)?」なぜわかるのでしょう。だって、1週間の間に同じ店に行くことなんて、まずないのですから。それに、この店は何曜日と決めているわけでもありません。5日後に行ったり、10日後に行ったりと、バラバラになっているはずです。
 
 単に女の直感かもしれませんが、でも、気にかけてもらっているということは、ありがたいことですね。そういう子には、お土産のお菓子をあげましょう。好意を寄せてくれる子には、こちらも好意で応えます。
 
 
 その子が言うには、「今週はずっとお客さんが少なかったのよ。」とのこと。月曜から木曜まで、1日のドリンクが3杯以下だったとか。たしかにコヨーティーの数も増えていて、客が満員状態だとしても、コヨーティーはその倍はいますから。さらにその店はゴーゴーガールの数も増えてきたし。なかなか競争が大変なようです。
 
 大変なのは、ママさんもそうですね。お客が少ないと売上に響きます。おそらくどの店も、ママさんに対するインセンティブがあるのでしょう。売上が減れば、自分の給料も少なくなりますから、これは死活問題です。かなり目がマジになってました。また、営業時間も警察次第ですからね。数週間前は警察がやってきて、1時には閉店させられたそうです。
 
 
 そんな不景気な話を聞かされたわけですが、彼女たちの気持ちが100%深刻になっているわけではありません。そこは南国タイの人たちですから、どんな状況でも「何とかなる」という気持ちを根底に持っている気がします。その気持が、これから始まるお祭りシーズンに表れているのでしょう。
 
 前にも言いましたが、タイは1年の半分以上がお祭りシーズンです。10月の末から5月の初めまで。ちょうど乾季になるのですが、偶然にも「乾季」と「歓喜」は読み方も同じですね。漢字変換して気が付きました。タイ人はこの間、歓喜に満ちた日々を過ごすのです。
 
 
 始まりの10月末のイベントは、31日のハロウィンです。「へっ?」と思われるかもしれませんが、そうなのです。もちろん、タイの田舎の一般家庭には無縁でしょうけど、バンコクやパタヤ、チェンマイなどの外国人が多い場所では、ハロウインが重要なイベントなのです。もちろんゴーゴーバーもです。
 
 ピー(お化け)が好きなタイ人ですから、お化けに扮してはしゃぐことができるハロウインが、気質に合っていたのでしょう。日本人にはあまり縁がないハロウインですが、タイに住む日本人は、けっこうパーティーなどやっているようです。このお祭りで高揚した気分が、翌年の5月まで続いてしまうのが、タイの驚くべきところなのです。
 
 
 本当は、ハロウインよりもオーク・パンサー(出安居)の方が、仏教徒のタイ人には重要でしょうけどね。今年は10月30日がオーク・パンサーで、タイ北東部のノンカーイ県では、メコン川から上がる火の玉(バンファイ・ パヤーナーク)を見に、大勢の観光客が訪れるとか。そして、多くのタイ人がオーク・パンサーを祝って、祝杯を上げるそうです。それまで禁酒してきた人も、この日から解禁です。
 
 その次のイベントは、11月のロイクラトーンになります。灯籠流しと訳されますが、11月の満月の日がお祭りです。今年は28日と、ちょっと遅くなりますね。チェンマイなどではコムローイと言って、簡易熱気球を空に飛ばします。私は直接見たことがないのですが、動画で見ると幻想的ですね。いずれも家族で灯籠を流して安全や健康、幸運を祈りますが、最近は恋人同士のイベントという感じになっています。
 
 その次は、12月5日の父の日。プミポン国王(ラマ9世)の誕生日です。そしてクリスマス、ニューイヤーへと盛り上がっていきます。日本の場合だと、ここで一旦平常に戻りますが、タイはまだまだ続きます。チャイニーズ・ニューイヤーやバレンタインデーなどが、その高揚した気分を持続させてくれるのです。
 
 
 そしてタイ人にとってのメイン・イベントは、4月13日から15日にあるソンクラン。タイ正月とか水掛け祭りと呼ばれるお祭りです。もう1ヶ月以上も前から、このお祭りのことで頭がいっぱいで、仕事が手に付かないという人もいるとか。日本のお盆と同じか、それ以上のイベントなのです。
 
 お祭りとしてはそれで終わりなのですが、まだ余韻が残ります。と言うのも、学校が休みになるからです。さらに5月の初めには祝祭日があって、連休になることが多いのです。日本のGWほどではありませんが、3連休や飛び石4連休などができることもあります。
 
 これが終わると、いよいよ学校も新学期が始まります。そして乾季も終わり、雨季が始まります。雨季の始まりとともに、1期作しかできないイサン地方(タイ東北部)でも田植えが始まり、やっと仕事をしようという気分になるのです。長かったお祭りシーズンが終わります。
 
 
 と言うことで、これから気候も過ごしやすくなり、旅行のハイシーズンになるタイ・バンコクです。日本は11月3日の祝日が土曜日と重なって、ちょっと残念ですけど、ぜひタイに遊びに来てくださいね。南国の陽気さと、東洋人の繊細さを持ったタイ人と触れ合えば、ストレスが溜まった心も癒されるでしょう。
 
 なお、ハロウインなどのイベントの日は、ペイバー代が高くなる店が多くなっています。通常600Bのところが1,000Bとか1,200Bなんてところも。それを承知の上で、お祭りのお祝いと思ってお楽しみください。高いから損と考えるより、高いからより価値があると考えた方が楽しいでしょうからね。