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 日本からタイに来る旅行客が増えているそうです。中国や韓国への旅行客が減ったため、その分が日本に近いグァムやサイパン、そしてタイに流れてきていると思われます。近隣国とのトラブルは問題ですが、出来事には必ず複数の側面があります。タイにとっては、幸運なことかもしれませんね。


 
 さて、以前にも書きましたが、このところコヨーティーが増殖しています。ソイカウボーイやパッポンの話です。こんなに増やしてどうするのと言いたいところですが、彼女たちの競争は熾烈ですね。だって、明らかにお客さんの数より多いのですから。
 
 先日、あるTV番組でジャニーズの育成方法をSMAPの誰かが語っていました。事務所からは基本的に、あれやれこれやれと指示されるだけで、手取り足取りの指導などはないのだと。やらせてみて上手ければ、どんどん目立つところに配置されますが、できないと目立たない方に回されて、そのうちいなくなってしまう。完全に弱肉強食の世界なのだそうです。
 
 コヨーティーたちも、基本的に給料というものはありますが、ドリンクのノルマがあります。ノルマを達成しないと、ペナルティーとしてマイナスされます。あまりペナルティーが多いと、働いた割りにもらうものが少なく、自然と辞めて行かなければならなくなるのでしょう。厳しい世界だと思います。
 
 
 ソイカウボーイのデジャブなどは、特にコヨーティーの人数が多いし、若い子も多いので、競争は大変なようです。そのためもあって、入店するとすぐに数人のコヨーティーたちに取り囲まれてしまいます。コヨーティーのエロいサービスが定着した感のあるデジャブですが、深夜に行ってみると、本当にすごいですね。
 
 店内が広いため、壁際のソファー席は、ある意味でそれぞれが切り離された空間のように感じます。客に抱っこされるように座り、おっぱいやお尻を触られるがままにしている子もいます。まるでピンサロみたい。ドリンクをご馳走になって、彼女たちも相当に酔っ払っているのでしょう。気分良さそうです。
 
 一方で、まったく営業活動をしない子もいます。ステージでは鏡を見ながらひたすら踊り、終わるとスーッと外に出てしまう。客から積極的に声をかけない限り、客につくことがなさそうな感じです。あれではほとんどドリンクをご馳走してもらえないだろうなと思うのですが、私はそういう子の方が気になります。
 
 
 おそらくそれは、若いころの私自身の姿だからでしょう。要領良く生きたら楽だと思うけれど、どうしてもそれができません。ただ真面目に、言われたことを忠実にやろうとする。学校の掃除とか、サボるようなことはしません。掃除が好きだからではなく、サボるのはいけないことだと感じているのです。
 
 要領の良い友だちは、適当にサボっています。先生が巡回に来られた時だけ、真面目にやっているフリをする。同じようにしたいとは思いませんでしたが、腹が立ちましたね。要領良く生きる連中のことが許せなかった。自分にも厳しかったですけど、他人にも厳しい見方をしていたのです。
 
 
 そんな私でしたが、少しずつ変わりました。それは、私にはそういう生き方ができないのだと諦めてからです。もし仮に要領良く生きたとしても、私はきっとその生き方に満足できません。そういう生き方が好きではないのです。だとしたら、愚鈍でもなんでも、コツコツと真面目に生きるしかないではありませんか。
 
 そう割り切った時、開き直った時、やっとホッと安心できたのです。他人は他人、私は私。私は私らしく生きればいい。どうせ要領良く生きられないなら、あまり結果を求めても仕方ありません。そこそこでいい。足るを知る。自分らしく生きることに満足して生きよう。そう考えるようになったのです。
 
 それからさらにまた考え方の変化がありましたが、そのことはここでは述べません。結果に執着することを手放し、自分らしく生きる覚悟を決めたことで、生きるのが楽になったことだけ知っていただければ、ここでは充分でしょうから。
 
 
 私がそういう生き方をしてきたから、同じように要領良く生きられないコヨーティーに注目してしまうのでしょうね。彼女たちだって、本心を言えばお金がほしい。客に擦り寄って稼いでいる同僚たちを、うらやましく思っているでしょう。自分も、あんな風に生きてみたい。そうすれば、もっとお金が得られるのに。でも、それができない。そのことが悔しくもあり、不甲斐なくも感じる。そんな心の葛藤を、おそらくしていると思うのです。
 
 でも私は、そんな彼女たちにエールを送りたい。その性格は、あなたの宝だ。要領良く生きられないからこそ、真実を見つけることができる。だから、自分を責めないで。あなたは素晴らしい存在だ。私にはそれがわかる。そしていつか、あなたもそのことに気がつくでしょう。
 
 私がドリンクをご馳走したり、チップをあげるコヨーティーやゴーゴーガールの中には、そんな子が大勢います。私1人の力で、彼女たちの生活を支えるなどということはできませんし、そんなことをするつもりもありません。ただ、寄り添っていたいのです。あなたは1人じゃない。そういう気持ちで、いつも彼女たちを見つめているのです。
 
 
 
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