Pocket

 先週の土曜日は、久々に大雨が降りました。ひょっとしたらそれが、雨季の最後を告げる雨だったかもしれません。毎年、雨季の最後に大雨が降ります。まるで雨季を名残惜しむかのように。そして気がつくと、ほとんど雨が降らない乾季になっているのです。


 ただ、今見ると空がかなり曇っています。もう1回くらい降るかもしれませんね。バンコクの乾季は、だいたい11月の中旬から下旬くらいから始まります。旅行のオンシーズンは11月1日からですから、11月前半はツアー代金は高いけれども本格的な乾季の恩恵には預かれず、ちょっと残念な時期かもしれませんね。
 
 
 さて、先日はパッポンへ行きました。バダビンヘ行ったのですが、イマイチ気分が盛り上がりません。こういうときは、さっさと場所替えするに限ります。それをせずに女の子に期待したりすると、期待に応えてもらえずにイライラしたりするのです。
 
 「今来たばかりなのに、もう帰るの?」そう不満気な女の子たちを尻目に、「じゃあね」と言って、さっさと精算して店を後にしました。「さて、どこへ行こう?」そう思ったとき頭に浮かんだのは、ピンクパンサーではなくキングスキャメロットでした。以前行ったとき、コヨーティーたちが元気に踊っていたのが印象に残っていたのです。
 
 
 行ってみると、この前いたヨックちゃんはいませんでした。コヨーティーが入ったせいか、ヨックちゃんもよく踊るようになりました。ですから、彼女がいるといいなあと思っていたのですが、その希望は叶いませんでした。けれども、コヨーティーたちは大正解でしたね。
 
 私の目から見ると、15歳前後にしか見えないお子ちゃまコヨーティーがうじゃうじゃいます。「ほら、未成年!ダメだよ、こんなとこで仕事をしてちゃ。」そう言いたくなりますよ。けれども彼女たちは、そんな私の思いをよそに、元気に踊っていました。ステージ上で、ふざけあって楽しんでます。子どもたちが集団で、遊びに興じている感じでしょうか。
 
 
 客はほとんどいません。週末なのに、これはないよなあ。この日は結局2時くらいまでいたのですが、その間ずっと客が6組より増えることはありませんでした。コヨーティーたちも、ほとんど客から呼ばれないし、ゴーゴーガールでペイバーされたのも2~3人でしょうか。
 
 お子ちゃまコヨーティーたちは、ステージでは元気に踊っていたり、ふざけあって遊んでるのですが、ステージから降りてくるとおとなしくなります。椅子に座ってうつむいていたり、ボーっとどこかを眺めていたり。自分から売り込みに行く子は、ほとんどいません。そういう姿を見ると、うずうずしてきます。また私の悪い癖ですね。
 
 
 コヨーティーの中で2人ほど気になっていた子がいたのですが、その2人が店の隅で座っているとき、我慢できなくなって呼んじゃいました。「本当!?私たち2人?」突然の幸運に驚いている感じです。「ドリンクを飲んでいいよ。」そう言うと、「コーラでいい?」と聞いてきます。「もちろん。ところで何歳?」
 
 かわいい2人のコヨーティーは、「17歳」と答えます。「そう、未成年は酒を飲んじゃダメだよ。」そう言うと、「今年18歳になるから。」と言います。いやいや、18歳でも未成年だから。タイも法律が変わって、飲酒喫煙の年齢が、18歳から20歳に引き上げられています。因みに夜間外出禁止の未成年は、18歳未満です。
 
 その2人にドリンクをご馳走すると、ママさんが別の子をつれてきます。「この子にも飲ませてあげてよ。今日はまだ1杯も飲んでないんだから。」細くて小さくて童顔のその子は、どう見ても13歳です。「何歳?」と聞くと、「18歳」と答えます。まあ、そういうことにしてあげましょうか。その子にもご馳走しました。その子も元気に踊っていた子で、注目していた子だったのです。
 
 
 ダンスの順番がやってきて、彼女たちはステージへ。ママさんが、誰はどこで踊れと指示します。やはり見栄えの良い子を前に置こうとするようです。さっきドリンクを飲んだ子たちは、エネルギー充填120%のダンスです。客が見てようと見てなかろうと関係なく、自分たちで楽しんで踊っている姿を見ていると、私も楽しくなってきます。
 
 ダンスが終わってステージから降りてくると、またその子たちにドリンクをご馳走します。すると、また別の子がやってきて、その輪に加わります。他に客がいないから、しょうがありませんね。その子にもご馳走します。「みんな飲み終わったら、他の客のところへ営業に行くんだよ。スースー(がんばろう)!」
 
 そうは言っても、呼ばれてもいないところへ売り込みに行くのは、なかなか勇気がいるものです。行って断られ続けたら、それこそ落ち込んじゃいますから。飛び込み営業をやったことがある方なら、その気持はわかるでしょう。私もやったことがあるので、あの辛さは二度と味わいたくありませんね。
 
 
 ぐずぐずしているので、仕方がないからもう1杯ずつご馳走します。まあたまには、そういうことがあってもいいでしょう。そんなことをして気がついたら、ペイバーされなかったゴーゴーガールたちが帰り支度をしています。もう閉店の時間なのでしょう。私も精算して、帰ることにしました。
 
 伝票の金額を合計していたら、コヨーティーの1人が「私が計算してあげる」と言って、私から伝票を取り上げました。そして携帯電話を取り出して、アプリの計算機を使って合計します。それなら間違いないでしょう。
 
 
 5千バーツ弱。そのうちビール5本の600バーツが私の飲み物代。彼女たちのドリンクは、1杯200バーツ。最近は伝票にサインさせないなあと思ったら、いつの間にかレディースドリンクの値段が上がってました。それで彼女たちにいくらキックバックがあるのかと尋ねると、変わらず50バーツだとか。
 
 ちょっと予算オーバーしちゃいました。彼女たちにしてみれば、わずか1~4杯くらいのドリンクでは不足でしょうけど、こちらの財布の都合もあるので、このくらいで許してもらいます。「わるいね。また今度来たときは、チップもあげるから。」表に出ると、パッポン通りの屋台はすっかり片付いていました。