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 反タクシン派は、選挙に参加する各党が比例名簿を提出するのを阻止しようとして、届け出所の周りをデモ隊で封鎖するという実力行使に出ました。しかし、それでも止めることができず、諦めたようですね。次はバンコク封鎖だと言っていますが、空港占拠はやめてほしいです。
 
 仮に20万人の集会を行ったとしても、タイ国民全体からすればごくわずかです。現代の民主主義の原則は多数決。議論した上で採決し、多数派の意見に決めるというものです。選挙以上に民主的な方法はありません。それを実力で阻止するというなら、それは少数派の横暴であり、民主主義の破壊です。
 
 そう言えば日本でも、国会議員の誰かが、国会で議決させないために議事堂を封鎖するようなことを言ってましたね。さすがにそれは実行されなかったようですけど、あまりに幼い考え方です。それが認められるなら、少数派でも過激な行動をすれば権力を握れることになります。行動は、より先鋭化し、敵対勢力を直接攻撃するようになるでしょう。そんな国が良いとは、少なくとも私は思いませんよ。
 
 
 さて、そんな政情不安もあってか、昨夜はクリスマス・イヴだと言うのに、ゴーゴーバーは客が少なかったようです。クリスマスの飾り付けをした店もありましたが、ちょっと寂しいクリスマスでしたね。
 
 また、クリスマスということで、ペイバー代を値上げしている店もあり、ペイバーも少なかったようです。レインボー系はどこも同じだと思いますが、レインボー4ではペイバー代が1,000バーツでした。
 
 
 こういう状況を目の前にすると、なんだかウズウズしてきます。これも私の性分ですから、しょうがありません。「よし、今日はクリスマス・イブだから、ご馳走してあげるよ。」とばかりに、いつもより多めに店を周り、あちこちでご馳走したり、チップをあげたりしてきました。
 
 客が少ないのはゴーゴーバーばかりではなく、テルメもそうでしたね。最近は日本人御用達になってしまったテルメですが、この日はそれほど客が多くありません。女の子たちはクリスマスイブにわざわざ出向いてきたのに、とんだ肩すかしだったようです。
 
 ついでにソイカウボーイも覗いたのですが、やはり客が少ないのは同じだったようです。もうすでにクリスマス・イヴではなく、クリスマスになっていましたが、こちらでもタンブン(功徳を積むこと)しておきました。本当に、どれだけ周れば気が済むのでしょう。自分でも「バカだなあ」と思いながら、この性格は変えられません。
 
 
 どこかで聞いたのですが、こんな話があります。スタバかマックか知りませんが、そこでコーヒーを注文すると、「お代は要りません」と言われるのだそうです。どうしてかと問うと、前の方が「次の人のために」と言って、払って行ったからだと。「メリークリスマス!」との伝言を残して。
 
 「なんだか得したなあ」という気分になったその人は、そこでこう言うのです。「じゃあ私も、次の人のために支払いますよ。メリークリスマス!と伝えてください。」結局、自分のコーヒー代を自分で払ったのと同じことなのですが、気分がまったく違います。なんだか幸せな気分になったのだそうです。
 
 
 この話を聞いて思いましたよ。プレゼントは、もらう方より贈る方が嬉しくなるのだと。考えてもみてください。子どもの頃はたしかに、親からもらうクリスマス・プレゼントが嬉しかったでしょう。では親になって、子どもにプレゼントを贈るときの気分と、どっちが嬉しいですか?
 
 「これをあげたら喜んでくれるかなあ?」そう思いながらプレゼントを選び、喜んでくれるだろうかとワクワクし、渡すときはドキドキする。「やったー!喜んでくれた。嬉しい!」そうなりませんか?プレゼントは、贈る方が幸せになるのです。
 
 
 だから私も、やめられないんですね。客が少なくてつまらなさそうにしていると、ついついちょっかいを出したくなります。「じゃあ、これね。メリークリスマス!」期待もしていなかったチップをもらったときの喜び。「あなたの、その嬉しそうな顔が見たかった。それで十分。ありがとう。」そんな気持ちになれるのです。
 
 今夜はクリスマス。きっと今日も客は少ないでしょう。仕方がありません。こういうときこそ、サンタクロース1号の出番です。たくさんの笑顔を見させてもらって、たくさんの「ありがとう」を言わせてもらいに、今夜も出かけますかね。「メリークリスマス!」