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 今週末から、日本はもうGWですね。来週は中日の29日が休みなので、月火とか木金を休めば、長期休暇が可能になりますから。このGWを利用してタイ旅行をと考えている人も多いと思われますので、今日はお役に立つ情報を書くことにしました。ずばり「プチボッタ」についてです。プチボッタとは、プチ・ボッタクリの略。つまり、ちょっとした請求増しです。ドリンク1杯分を余分につけるとかね。
 
 
 ボッタクリは飲食代だけでなく、タクシー代などもあります。タクシーに関しては、最近またFacebookで話題になりましたね。空港のタクシーがメーターを使わなかったことに抗議した日本人がいて、それがタイ語も併記していることから、タイ人の中でも大きな問題になった事件です。
 
 これについては賛否両論あって、そもそもメーターを使わないことが悪いという正論から、日本人がタクシー1台に5人も6人も乗ること自体がおかしいから、メーターで行けと言われたら運ちゃんがかわいそうだという同情論も。私は、どっちもアリだと思います。
 
 
 さて、タクシーの問題はまた別の機会に譲るとして、ここではゴーゴーバーのプチボッタについて考えます。有名になったのは、ソイカウボーイのスパイスガールズ系の請求水増し事件。あまりに頻発するため、組織的(ボスの指示で)にやっているのではと疑われました。
 
 ただその後、ママさんたちが大量に解雇(?)され、プチボッタのうわさを聞かなくなりました。私自身も、あまりそういう目に合わなくなりました。なので、組織的にやっていたのか、ママさんが成績を上げるために個人的にやったのか、原因は定かではありません。
 
 では現在、ゴーゴーバーでプチボッタがなくなったかというと、そんなこともありません。相変わらず発生しています。スパイスガールズ系に限らず、あちこちで。ということで、まずはその手口を過去に遡って見ていきましょうか。
 
 
【黙って伝票を差す】
 昔のパッポンで行われていたプチボッタ手口です。客が来ると大勢で取り囲み、ドリンクを要求し、客が認めなかった子(給仕も含めて)もぞろぞろとドリンクと伝票を持ってやってきます。そして、客のスキをついて伝票を伝票差しに入れるのです。入れてしまえばこっちのもの。客が了承したことになるのです。
 
 最近は、キングスキャッスル系では、伝票に客がサインをするシステムを導入しました。サインのない伝票は無効になります。ただこの運用も曖昧で、女の子が自分で伝票を持ってきた時は、サイン無しで差すこともあります。
 
 
【勝手にテキーラダブル】
 もう10年以上前のバカラでよくやってました。女の子にドリンクをご馳走すると、テキーラを2杯持ってくるのです。1杯は水なのか、それともテキーラは2杯で1ドリンクなのか、知らない客は疑うこともしません。でも伝票には、しっかりとテキーラ2杯分が付けられています。
 
 
【集計間違い】
 これをプチボッタと呼ぶかどうかは微妙です。注文ごとに伝票を差すシステムでは、最後にその伝票を集計して、合計金額を請求してきます。そのときの集計に誤りがあるケースです。時には少なめに集計されることもあるので、単に計算間違いということが多いです。
 
 
【テキラーコーラー】
 ソイカウボーイにコヨーティーが増えていった時期、スパイスガールズ系の店で始まった手口です。女の子が客に、「テキラーコーラー・ダイ・マイ?(テキラーコーラーいいですか?)」と聞いてきます。「テキラーコーラー」という名のカクテルでもあるんだろうと、客に思い込ませるわけですね。「ダーイ、ダーイ(OK、いいよ)」なんて答えようものなら、お盆にテキーラとコーラを載せて戻ってきます。伝票を見ると、しっかりとレディースドリンク2杯分が付けられている、というわけです。
 
 このテキラーコーラー作戦は、現在も行われています。以前ほど派手ではありませんが、コヨーティーに限らず、ゴーゴーガールが使うケースも見られます。特にスパイスガールズ系では、テキラーコーラーで460バーツ(約1,700円)になりますからね。ご注意ください。
 
 
【勝手にペイバー】
 これはおそらく、ソイカウボーイのバカラだけでしょう。言葉がよくわからない客に、ペイバーと気づかせずにペイバーをさせる手口です。ドリンクの要求の時、こっそりと「ペイバー・ドゥーアイ(ペイバーも一緒にね)」と言います。客は言葉がわからないから、ドリンクをお願いされただけだと思い、「よっしゃ、よっしゃ」などと気前よく返事をすると、女の子はドリンクと伝票を持って戻ってきます。その伝票には、しっかりと「ペイバー600バーツ」と付けられているのです。
 
 もうペイバーしちゃったみたいだから、しょうがないよね。給仕の子からも、ママさんからもそう言われるでしょうから、気が弱い客はそのままペイバーすることに。女の子の作戦勝ちです。ただこれは、そういう手口を得意とする女の子がやっているだけで、まだ全体に広がっているわけではなさそうです。
 
 
【勝手に計上】
 これがソイカウボーイのスパイスガールズ系でやった方法です。ここの伝票システムは、注文の都度、印刷し直すものになっています。その伝票には、「以前の合計金額」「今回の注文品と金額」「現在の合計金額」しか書かれていません。そのため、「以前の合計金額」を覚えていないと、水増しされたかどうかわからないのです。
 
 たとえば、以前の合計が1,120バーツだったとしましょう。この手口は、だいたい1,000バーツ以上の高額になってきたとき使われていましたから。そこで女の子のドリンクと、自分のビールを注文します。すると戻ってきた時の伝票が、「以前の合計金額:1,320バーツ,今回の注文金額:430バーツ,現在の合計金額:1,750バーツ」となっています。これだけ見ると、以前の合計がおかしいと気づかないのです。
 
 この勝手に計上という手口は、スパイスガールズ系だけでなく、パッポンのエレクトリックブルーなど、毎回印刷し直す方式の店で使われます。ただ、エレクトリックブルーなどは、明細が付けられているため、それをチェックすることが可能です。しかし中には、印刷が薄くてチェック不能な場合もあるため、必ずしもあとからチェック可能かどうかは、何とも言えませんね。
 
 
【勝手に伝票増し】
 これは最近わかった手口です。客の席に伝票差しがあって、注文の都度、そこに伝票を差していく方式の店で、この手口が使われます。つまり、チェックビン(精算)を依頼すると伝票差しごと伝票をキャッシャーのところへ持って行きますが、そこで伝票を追加されるのです。集計された伝票はホッチキスでとじられ、伝票の裏に合計金額が書かれて戻ってきます。そこで高いと感じても、伝票を集計すると間違っていないのです。
 
 この手口は、最近、増えつつあるように感じます。キャッシャーの間で、あるいはママさん同士で、そういう手口を伝達しているのではないかと思うのです。私がこれを体験したのは、ソイカウボーイのライトハウスと、ナナプラザのマンダリン1です。どちらもシャーク系列ですね。
 
 伝票には、誰に飲ませたのか、その番号が書かれています。ですから、それをチェックすれば、飲ませてもいない女の子が浮かび上がるので、支払いを拒否できます。ただし、伝票はホッチキスでとじられているケースが多いですから、これがけっこう大変なのです。
 
 マンダリン1のケースでは、飲ませてもいないママさんに付けられていました。おそらくこれは、組織ぐるみのプチボッタでしょう。でも、3杯も余分に付けてましたからね。私の計算では2,500バーツ程度だったのに、チェックビンすると3,000バーツ以上の請求額でした。少々なら見逃したと思いますが、さすがにこれはおかしいと感じて調べたからわかったのです。
 
 
 
 と言うことで、ゴーゴーバーは安全で、安心して飲める場所であることは間違いありませんが、プチボッタがまったくないわけではありません。はっきり言って、これがなくなることはないでしょう。特に1,000バーツ以上の支払いになるケースでは、十分にあると覚悟してください。
 
 そこでです。それを知った上で、どう遊ぶかは人それぞれだと思います。いちいちチェックしてたのでは、楽しい気分に水を差すと考えて、請求された通りに支払うと決めておくのも、1つの遊び方だと思います。私も、たいていはこれです。よほど間違ってなければ、そのまま支払います。
 
 
 いや、少額といえども間違いは許されないと、徹底的にチェックするというのもアリだと思います。最後にチェックするなら、チェック方法を知っておいた方がいいですね。自分のドリンクが何杯かわかれば、あとは女の子の分ですから、それぞれに何杯飲ませたか確認してみてください。
 
 このとき、女の子が半券を受け取る方式なら、このチェックが可能だと思います。ただし、女の子が協力的な場合だけです。パッポンのエレクトリックブルーやストリップでは、「さあ、何杯かわからない。」と言われたので、チェック不能でした。
 
 
 上記の折衷案としては、1,000バーツ以内とか、あるいは毎回その都度、精算するというやり方もあります。ファラン(西洋人)は、その都度精算するという客がけっこういます。この方法の欠点は、お釣りに小銭が混ざるため、その都度、チップを要求されることです。「チップー!」という視線を無視して、小銭をすべて巻上げればいいのでしょうが、財布が重くなりますよ。
 
 
 せっかくの旅行ですから、楽しく遊びたいものです。そのためには、事前にこういうことがあると知っておくのも、悪いことではないでしょう。少なくとも日本のボッタクリ店のような、数万円とか数十万円を請求される店はありません。せいぜいパッポンの2Fにある一部の不良店で、1万円以下の請求があるくらいです。ですから、その点では安心していていいと思います。
 
 騙されているとわかっていて、騙されてあげる。これも1つの遊び方です。しょせん、男と女の化かし合い。それが夜遊びというもの。「あなたが好き。あなただけよ。」その言葉を、いったいどれだけの客に使ったことか。もちろん、中には真剣に恋をする人もいるでしょうけど、その場合でも心に余裕を持っていたいものだと思います。
 
 
 と言うことで、GWにタイに遊びに来られるみなさん、楽しい旅行にしてくださいね。何があろうと、それを楽しむと決めておく。そうすれば、すべての出来事が楽しい思い出になるでしょう。夜遊びは人生の縮図。濃厚な時間をお楽しみくださいね。