スクンビット・ソイ4を100mほども歩いたところで、彼女は左の階段を上り始めた。
どうやらこの上がホテルらしい。
受付のようなカウンターで、300バーツを払えという。
お金を払うと、部屋のキーとコンドームをくれた。
彼女はそれを受け取り、ボクを部屋へと案内した。
 
 
部屋に入ると、すぐに彼女は服を脱ぎ始めた。
ボクはどうしていいかわからず、ベッドに腰を下ろして彼女を見ていた。
彼女はバスタオルを1枚手にすると、シャワールームへと入った。
彼女が浴びるシャワーの音を聞きながら、ボクも服を脱いで準備をした。
 
 
シャワールームから出てきた彼女は、ボクにもシャワーを浴びるようにと言った。
ボクは貴重品の入ったウエストポーチとバスタオルを持って、パンツ1枚の姿でシャワールームに入った。
シャワーを浴びながら、これからどうすればいいのだろうと、少々不安になった。
 
 
シャワールームから出ると、部屋の照明が薄暗くなっていた。
彼女は体にバスタオルを巻きつけたままで、ベッドに横たわっていた。
ボクは、その横の空いたスペースに、そっと寝た。
でも、何をどうしたらいいかわからない。
とりあえず彼女と反対側の左手で、バスタオルの上から彼女のお腹あたりを撫でてみた。
 
 
すると彼女は自分でバスタオルを剥ぎ取り、ボクの手を彼女の胸に押し付けた。
ほど良い大きさで形の良い彼女の胸が、ボクの左手の中にあった。
少しずつその手を動かすと、ときおり少し硬い乳首が指の腹に触れた。
柔らかさと硬さが交互に訪れる感触に、ボクの下半身は熱くなった。
 
 
彼女は腰に巻いたボクのバスタオルを剥ぎ取ると、ボクを押し倒して上に乗ってきた。
元気になったボクの息子にその手を押し当てると、優しく動かしはじめた。
ボクは自分でどうしていいかわからなかったので、このまま彼女に任せようと思った。
 
 
しばらくして彼女は、どこからか取り出したコンドームを、ボクの息子にあてがって装着した。
その息子に顔を近づけると、そっと舌で愛撫した後、そのかわいい口にくわえた。
これがフェラというものなのか。
別に気持ちいいとは思わなかったが、こんなかわいい顔をした子がボクの息子をくわえていることに驚いていた。
 
 
1分くらいはそうしていたのだろうか、やがて彼女は体を少しずらして、ボクの息子を自分の股間にあてがった。
ゆっくりと、しっかりと、彼女の中に自分が入っていく感覚があった。
ウッと小さな声を彼女があげた。
それと同時に、彼女の柔らかいお尻の肉が、ボクの太ももに感じられた。
 
 
すぐに彼女は、自分の腰を上下に動かし始めた。
徐々にスピードを上げ始めたとき、ボクはもう耐えられなくなった。
ウッと声をあげたのは、今度はボクの方だった。
彼女の腰に両手を当てると、彼女はそれを察したように動きを止めた。
 
 
「フィニッシュ?フィニッシュ?」
「フィニッシュ」
 
 
力なくボクがそう答えると、彼女はボクから体を離した。
そしてすぐにバスタオルを手にして、さっさとシャワールーム行ってしまった。
ボクは自分でコンドームを始末し、なんとなく味気ない気持ちになっていた。
時計を見ると、部屋に入ってからまだ10分くらいしかたっていない。
 
 
シャワーを終えた彼女と入れ替わりに、ボクもシャワーを浴びた。
シャワールームから出ると、彼女は服を着てベッドに座っていた。
何も話さず、ボクは服を着た。
こんなに早く終わってしまったことが、気恥ずかしくてたまらなかったのだ。
 
 
服を着た後、ボクは財布から2,000バーツを取り出して彼女に渡した。
彼女はニコッと微笑んでそれを受け取った。
その笑顔は、せめてもの救いだった。
 
 
ホテルから通りへ出ると、彼女はバイバイと言ってどこかへ行ってしまった。
ボクは一人で元来た道を戻り、ナナプラザへと入って行った。
どこかで時間をつぶしてから行こうかという気持ちもあったが、どこへ行けばいいのかもわからない。
仕方なくレインボー1へ向かうと、そこにちょうど店から出てきた先輩がいた。
 
 
「あれっ、タク、何かトラブルでもあったのか?」
「いえ、その、終わったから戻ってきました。」
 
「えっ、終わったって、まだ30分もたってないぜ。」
「そう言われても...、終わったものは終わったんで。」
 
「本当にやったのか?ちゃんとやったのか?」
「はい、やることはやったんですが、あっと言う間に終わっちゃいました。」
 
「アハハハハ、アッハ、アッハ、アッハッハッハ...。」
「先輩、笑いすぎですよー。ボクだって恥ずかしいんですから。」
「いやあ、すまんすまん。ともかく性交おめでとう。初めてだったんだもんな。まあ、気を取り直して次へ行こう。」
 
 
先輩に肩を叩かれて、ボクは先輩と一緒に歩いて行った。
そこはナナプラザの右奥にあるレインボー2という店だった。