部屋に入ると、彼女はすぐにシャワーを浴びに行った。
その間にボクは、財布をセキュリティーボックスに入れた。
コンドームをサイドテーブルに置いて、服を脱いで彼女を待った。
彼女が出てくると、入れ違いにボクがシャワーを浴びに行った。
 
 
シャワーを浴びながら、また興奮してきたのがわかった。
今からあの子を抱くのだと想像するだけで、下半身が熱くなる。
シャワーの水を息子にかけてみたが、かえって興奮度が増すばかりだった。
 
 
元気な息子を悟られないように、手で隠しながらシャワールームから出た。
彼女はすでに、ベッドの毛布の中にもぐりこんでいた。
ボクは部屋の明かりを暗くして、素っ裸で彼女の隣にもぐりこんだ。
 
 
今度はうまくやらなければ。
そう思いながら、彼女の胸の辺りを右手で触ってみた。
あまり肉の付いていない小さな胸だったが、それに比べて乳首が大きかった。
 
 
少しずつ強くもんでみたり、乳首をつまんでみたりしたが、彼女はピクリともしなかった。
軽く目を閉じ、口はわずかに歯が見えるほど開けていた。
ボクは右手を下の方に這わせて、股間の茂みを触った。
陰毛はそれほど多くないなと、自分のそれと比較してそう思った。
 
 
彼女の大事な部分に指を伸ばすと、彼女は少し足を開いた。
優しく、そっと、その部分を撫でてみた。
徐々にそこが開いてくるのがわかり、指は抵抗なくそのひだの内側へ入った。
ひだの内側は適度に湿っていて、その感触が気持ちいい。
 
 
指が彼女の奥に入ろうとしたとき、彼女はボクの手首をつかんだ。
そして、目を開いて「コンドーム」とボクに言った。
彼女の顔を見ながら、ボクは軽く頷いた。
 
 
彼女の体から手を離し、ボクはサイドテーブルのコンドームを手にとった。
袋を破って中身を取り出し、自分の息子に装着した。
装着がスムーズにできるようにと、何度か練習しておいたのが役立った。
 
 
毛布をめくって、ボクは彼女の足の方へ体を移動した。
彼女の足を大きく開いて、腰を彼女の股間へ近づけた。
息子の先を彼女の大事なところへ押し当てて、入って行けそうな所を探す。
しかし、どこがそこなのかよくわからない。
 
 
指で挿入場所を探そうとしたとき、彼女はボクの息子をつかんで、その場所へと誘導した。
少し腰を押すようにすると、息子はゆっくりと彼女の中に入った。
ボクはひざを少し彼女の方へ近づけて、それからさらに奥へと入っていった。
 
 
彼女の曲げたひざをそれぞれの手で持つような形で、ボクはこれ以上入って行けないところまで腰を押しつけた。
いったいどこまで深いのだろうか。
もっと奥へ入って行きたいという衝動が、ボクの中に沸き起こるのを感じた。
もっと奥へ、もっと奥へ。
その衝動に突き動かされるかのように、ボクは激しく腰を彼女へ打ち付けた。
 
 
興奮が頂点に達しかけたとき、ボクは思わず手をひざから離して、体を彼女に預けた。
両手で彼女の肩を抱き、自分の頬を彼女の頬にこすり付けんばかりにして腰を動かした。
すぐに頂点に達したボクは、最後の一滴を搾り出すように1度、2度、腰を動かして止まった。
 
 
激しい呼吸が収まるまで、ボクは彼女を抱きしめていた。
そして少しずつ彼女から体を離し、また元の別々の二人になった。
彼女はすぐに、バスタオルを持ってシャワールームへ向かった。
ボクはティッシュをとって、息子のコンドームを始末した。
 
 
ふと思い出して、彼女は俗に言うマグロなのだろうかと思った。
特に積極的に何かをするわけでもなく、また声をあげることもほとんどなかった。
でも、1回目よりは上手くできたという満足感が、ボクの心を穏やかにしていた。
 
 
ボクはティッシュできれいにしたあと、パンツを履いてそのままベッドに入った。
シャワーから出てきた彼女は、同じようにボクの隣に入ってきた。
女の子と一緒に、同じベッドで寝るのだ。
そのことに心がときめいたが、疲れからかすぐに寝入ってしまった。
 
 
激しく鳴るアラームの音で、ボクは目を覚ました。
どうやら、彼女の携帯電話のようだ。
彼女も目を覚まして、携帯電話に出た。
しばらく話をして電話を切ると、彼女はボクにこう言った。
 
 
「マイフレンド、アクシデント。アイゴーバックマイルーム。OK?」
「ワッツハプン?ワッツアクシデント?」
「マイフレンド、ロストキー。マイフレンド、キャント、イントウ、マイルーム。アイゴーバック。ヘルプマイフレンド。」
 
 
どうやら、一緒に暮らしている友達が、部屋の鍵をなくしたのらしい。
それで、彼女が帰らないと部屋に入れないということのようだ。
彼女は、友達のためにこれから帰りたいと言っているのだが、今何時なのだろう。
そう思って時計を見ると、まだ2時を回ったところだった。
 
 
寝たのが12時過ぎくらいだから、1時間半ほど眠っていたのか。
ここで帰るとしたら、ロングじゃないだろう。
ショート料金だけ払ったら、怒るだろうか。
そんなことを考えたが、すぐにどうでもよくなった。
 
 
どうせ朝まで眠っても、起きればすぐにいなくなるのだ。
それに、ともかく眠い。
早上がりだけど、考えようによってはお陰でぐっすり眠れる。
 
 
「OK。ユーキャンゴーバックユアルーム。アイペイユウナウ。」
「サンキュー。」
 
 
彼女は微笑むと、ボクの頬に軽くキスをした。
彼女が服を着ている間に、ボクはセキュリティーボックスから財布を取り出した。
 
 
「はい。」
 
そう言って彼女に4,000バーツを渡した。
普通ならタクシー代をチップとして追加すべきだと聞いていたが、それはいいだろうと思った。
彼女は、両手をあごの下あたりで合わせると、軽くひざを曲げた。
そしてボクからお金を受け取り、数えることもせずに折り曲げてバッグにしまった。
 
 
部屋のドアまで彼女を見送り、バイバイと手を振って別れた。
ドアを閉めて時計を見ると、ちょうど2時になったところだった。
さて、もう一度寝直すとしよう。
部屋の電気を消して、ボクはベッドにもぐりこんだ。