ボクとルンは、タクシーに乗ってマックスホテルへと向かった。
あまり会話はなかったが、ときおり目を合わせては微笑んだ。
ルンはしっかりとボクの腕を抱き、そこから伝わってくる温もりが心地よかった。
 
 
ホテルに入り、JF(ジョイナーフィー)を支払って部屋に入った。
すぐにボクはルンを抱きしめた。
強く、強く、今まで感じてきた喪失感を取り戻すかのように。
 
 
しかし、ルンは違っているようだった。
すぐにボクの胸に両手をやり、体を少し離した。
そして、シャワーを浴びてくると言って、バスルームへと歩いていった。
 
 
そうじゃないんだよ、ルン。ボクは心の中でそう叫んだ。
あなたとセックスしたいだけでペイバーしたんじゃない。
ボクは、あなたを愛している。
あなたはボクを、愛してるんじゃないの?
 
 
バスルームから出てきたルンは、ボクにもシャワーを浴びるようにと言った。
まあでも、抱き合っていれば徐々に心が元に戻るだろう。
ボクはシャワーを浴びながら、やはり3ヶ月前のルンの態度と比べていた。
 
 
バスルームから出ると、部屋の照明は暗くなっていた。
ルンはシーツに包まって、ベッドに横たわっていた。
ボクはそっとルンの横に入り、やさしくルンの体をなでた。
ルンも、ボクの胸に手をやり、胸から肩、肩から腕へとその手を這わせた。
軽く目を閉じたルンの顔を見ながら、ボクはルンの柔らかい乳房を優しく揉んだ。
 
 
ルンは少し口を開け、息遣いが徐々に激しくなってきた。
それに合わせるかのように、ボクも手を、指を、激しく動かした。
彼女の秘部に手をやると、中はヌルッとして濡れているのがわかった。
ボクが手で愛撫していると、彼女も大きくなったボクの息子をつかみ、ゆっくりとしごき始めた。
 
 
ボクは、少し驚いた。
以前は自分からボクの息子を触るようなことはしなかったのに。
彼女の変化を感じながらも、ボクのはやる心は一気に頂点を極めようとした。
そして彼女の中で頂上に到達し、息を整えながら徐々に下降して行った。
 
 
ボクが彼女から体を離すと、ルンはすぐにバスタオルを持ってバスルームへ行った。
何かが違う。どこかが違う。
ほんの3ヶ月前の感激を味わえないまま、ボクは空ろな状態で彼女を待った。
 
 
しばらくすると、彼女は来たときの服に着替えて出てきた。
えっ、ずっとボクと一緒にいてくれるんじゃないの?
ボクは驚いて彼女にそう言うと、今日は用事があって帰らなければならないのだと。
明日また店に来てという彼女を、ボクはしぶしぶ見送るしかなかった。