こうなるともう、理性の働きは休眠状態になる。
ボクは今まで迷っていたことも忘れ、ただひたすら頂点を目指して突き進むアスリートになった。
 
 
起き上がって、逆に彼女をソファーに押し倒した。
乳首に吸いつき、舌で転がした。
手を彼女の大事なところへ這わせると、わずかな茂みの中に温かい沼地があった。
 
 
温かくねちょねちょとした沼地は、それこそがボクが帰るべき我が家であるかのように感じた。
安らぎと平安を与えてくれるところ。
ボクは自分の化身をそこに押し当て、その感触を楽しんだ。
 
 
「コンドーム」
彼女はふいに、そう声を発した。
感じてはいても、理性は眠っていないらしい。
それは、ややがっかりする気持ちをボクの中に呼び起こしたが、それよりも頂上を目指す気持ちが勝った。
 
 
いったんエーから体を離し、ボクはすばやくコンドームを装着した。
以前は、気持ちが途切れてしまうのではないかという不安があった。
しかし今は、もう慣れてしまった。
また彼女の足の間に割って入ったとき、タイムラグがあったことさえ忘れて、目の前のことに没頭した。
 
 
左手でボクの化身を支えながら、突き進むべき道を探した。
それはすぐに見つかった。
あとは迷わず、彼女の中に入って行くだけだ。
 
 
ゆっくりと腰を動かし、入れるところまで入っていった。
最初のほどよい抵抗感が、ボクの満足度をさらに大きくした。
今度は腰を前後に動かし、さらに自分の興奮を高めた。
 
 
ボクの恥骨が彼女のお尻にぶつかるたびに、彼女は小さく「ウッ」と声をあげた。
目をつむり、やや口を開き、ボクの手首を力を込めて握っている彼女が、この上なく愛しく感じた。
 
 
ボクは彼女から体を離し、彼女にうつ伏せになるように指示した。
後ろから腰を引っ張って持ち上げさせ、再び足を割って間に入った。
後ろから彼女を抱き抱えるようにして、その小さい胸を愛撫した。
愛撫しながらも、腰を動かすことは止めない。
 
 
徐々に激しく動かすと、彼女も感極まったように「オーイ、オーイ」と声をあげた。
もう十分だろう。
そう思って、ボクもフィニッシュの体制に入った。
あとはただひたすら、頂上を目指して駆け上がっていく。
 
 
「ウッ」
思わずボクの口から声が漏れた。
アスリートとしての本懐を遂げた感慨と、もう目指すべきゴールがないことの切なさが交錯していた。
しばらく彼女の中で余韻を楽しんだ後、ボクはゆっくりと体を離した。